国家が非常事態宣言を出し
国民はゴールデンウィークを
自宅で過ごしました
その後、非常事態宣言が解除され
徐々に街に活気が戻ってきました
ニュースでも繁華街の飲み屋で
盛り上がるサラリーマンへの
取材を見かけるようになりました
戻ったらダメなんですがね。。。
街に活気が戻ってきたということは、
世の会社が出社しての稼働へと
戻ってきたということでしょうか?
私が所属する部署でも
徐々に出社率が増加傾向に
なってきています
やはり家では仕事にならなかった
社員たちの出社です
・人とのコミュニケーション
・ホワイトボードへ書き出しての議論
・赤ペンでの修正
などなど
従来のスタイルから突然変わることが
難しいと感じる社員たちです
しかし、社員が出勤するということは
実は会社にはデメリットが多くあります
製造業のような大所帯では、出社するだけで
・通勤費(ガソリン代、定期代)
・光熱費(PCの電気代、エレベーターの電気代)
・食費の補助
・安全装備の消耗による買い替え増加
など、支出が増えます
日本の製造業は損益分岐点(*)が
売上高の80%程度と言われています
*損益分岐点とは、損益がゼロになる売上高のポイントです
この80%というポイントを少しでも下げるよう
在宅勤務を増やしていくことは予想されます
支出を抑えるほかに、売り上げを伸ばすことも
考えなければなりません。
損益分岐点80%ということは、
前年比売上高が80%を下回れば、
その月の損益は赤字ということを示します
下のグラフは製造業の代表格トヨタ自動車の
世界生産台数の前年比を示しています
4月は前年比50%なので、
おそらく赤字になったと思います
【出典】トヨタ自動車HPの数字から加工
4月は世界でロックダウンしていたので、
車の販売ができませんでした。
そのため、車を生産しませんでした。
という、論法が成り立ちますが、
ロックダウン解除後のこれからの数カ月で
どれだけ生産数を伸ばせるか要注目です。
話をまとめると
赤字を回避することは、
損益分岐点を下げることであり、
具体的には
・支出を減らす
・生産台数を増やす
という2点でした
コロナの結果として、
在宅勤務の形態が受け入れやすくなったので
これを橋頭保として、支出を減らす戦いが
やりやすくなったと思います
在宅勤務者の増加はもちろんですが、
会社によっては、在宅勤務者を
派遣社員へ置き換えることも考えているのでは
ないでしょうか?
正社員へ支払う費用の約半分で派遣社員は雇えます
そして、派遣社員は契約継続のために、
常に真面目に仕事をしてれると言うことは、周知です
そのため、優秀な派遣に仕事を奪われる日が
いづれ訪れると予想しています
こちらは派遣会社の雄
パーソルホールディングスの株価チャートです
派遣切りのニュースが最近流れていますが、
株価はなぜか3月を底に反発しています
労働環境は景気後退のときにドラスティックに
変化するので、派遣会社には将来の仕事獲得の
チャンス到来なのかもしれません
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