車が売れていません
すそ野が広い産業のため
トヨタがこけると、日本がこけます
そう、すべてコロナのせいです
コロナのせいで派遣さんは職を失い、
大企業の社員はテレワークで自宅でぬくぬく
労働の二極化が生まれました
コロナによるこの経済規制が続けば、
労働方式の二極化は均一化され、
派遣も大企業社員も職を失い、
有能なもののみ職を得ることになるでしょう
経済規制はいつまで続くのか
みんな気になりますよね
ちょうど、この時期は企業の決算シーズンなので
その中にヒントを探してみました
ここでは、トヨタの決算を見てみたいと思います
といっても、複雑な分析をするのではありません
リーマンショックの時の発表と比較するだけです
リーマンショックのときの販売台数推移
こちらになります
あのときは2008年8月ぐらいにリーマンショックがおこり
’09年3月期の決算を大幅に悪化させました
さらに、’10年3月期の見通しを前年比マイナスで発表しました
リーマンショックのときの営業利益推移
こちらになります
’09年3月期は、期中に販売台数が▲16%したことで、
営業利益が目標から2兆円低い、4千億円の赤字となりました
さらに’10年3月期の見通しを8千億円の赤字と、さらにマイナスさせています
世界のトヨタが一年間仕事して、1円の利益も上げられない予想
驚きでしたね
ただ、実際は異なりました
販売台数:見通し+70万台
営業利益:見通し+1兆円
目標を大きく上回り、’10年3月期を終えました
グラフをご覧いただくとわかるように、
世界が突然死するような出来事の時は、
トヨタでも予想を下回る数字になりますが、
それ以外では、予想を上回る着地をしています
そうですね
世界的企業が目標未達することがあれば、
世間が騒ぎます
さらに、優秀な世界に散らばったスタッフが
正確な情報を持ち寄り、来期の予想を立てます
精度がいいに決まっています
そこで、トヨタの決算の特徴は2つではないでしょうか
・精度が良いので、世界が突然死するような
事態でもない限り、予想を上回る決算となる
・予想は厳しめに発表する
以上を踏まえて、21年度3月期の予想を見てみましょう
2020年5月12日に発表されたものです
コロナ後の販売台数
こちらになります
【出典】トヨタ自動車HP
ポイントは、700万台という数字です(後で説明します)
コロナ後の営業利益
こちらになります
【出典】トヨタ自動車HP
21年3月期の着地点は次の通りです
販売台数:700万台
営業利益:5,000億円
実は、この販売台数700万台には意味があります
リーマンショックを経験した後、トヨタは700万台の
販売台数でも利益がでる体質強化に取り組んでいました
恐ろしい会社ですね
『勝って兜の緒を締めよ』とは、まさにこのこと
’10年3月期
販売台数:724万台
営業利益:1,475億円
’21年3月期(予)
販売台数:700万台
営業利益:5,000億円
損益分岐点が大きくカイゼンしています
21年3月期はしっかり利益を出してくれそうです
まとめ
トヨタの決算から推測すると
・コロナの経済ダメージは、リーマンショック時を下回る
そこからの私の展開
・下がった株は買う(早期に経済がスイングバックするため)
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