メチルアルコールが飲めないことは小学生の時に北斗の拳で学んだ

調べもの

小学生の頃、はまっていた北斗の拳。アニメは毎週見て、単行本は全巻揃えて持っていた。このシーンもなぜだか、いまだにはっきりと記憶に残っている。

毎週買っていた週刊少年ジャンプ。北斗の拳のほかに、キン肉マンとかこち亀とかシティーハンターとか、アニメ界のエースたちが懐かしい。Amazonプライムでこち亀は見れるけど、北斗の拳も無料でやってくれないかな。

さて、メチルアルコールを妻に飲ませて殺害した容疑で捕まった男がいる。今ここに、メチルアルコールとエチルアルコールの違いを調べてみたい。

どちらもアルコールではあるが、人間の体内に入った後で、どのような物質に変わるかによって、有害と無害が決まるらしい。

<メチルアルコール(メタノール) 有害

体内に入ると、ギ酸にへんかするということが判明している。ギ酸とは毒である。ギ酸の「ギ」は蟻(アリ)の文字。すなわち蟻が腹部に持つ毒と同じものだ。アリなんて小さい昆虫だし、たいしたことないんじゃない?と思いがちだか、このギ酸は体内に入ると、少量でも失明を引き起こすようだ。

<エチルアルコール(エタノール) 無害

体内に入ると、酵素によってアセトアルデヒドと酢酸に分解される。その後、アセトアルデヒドは別の形に変化しながら、最終的には二酸化炭素と水に分解される。人間の体には、エチルアルコールの分解能力が備わっているのだ。

なぜ、エチルアルコールだけを分解できるようになったのか?というと、自然界に、エチルアルコールが存在し、大昔からエチルアルコールを口にしていたためと考えられる。大昔の森の中では、自然発酵してアルコールになった果物が存在する。これらはエチルアルコールだ。なんとなく、これでつながった。エチルアルコールを口にして、体内に酵素を作れるようになったものだけが生き残ってきたのだ。

夏休み、カブトムシを取りに、気に蜜を塗って待ち構えるが、蜜の中に焼酎などを混ぜておくとカブトムシには効果があるようだ。そしてカブトムシは死なない。鳥や哺乳類といった動物はエチルアルコールを分解する能力が備わっている。そういえば、酒を飲むチンパンジーとかテレビで見た気がする。

化学って奥深いですね。分子配列が少し違うだけで、有害と無害に分かれてしまって。

昔、サリン事件のときに、なぜサリンで人は死ぬのか?を高校の化学の先生が授業で説明されていました。体内の酸素を奪い取る能力がサリンは高くて、人間は死んでしまうとのことでした。このような先生の奥深い知識のおかげで、私も高1から2年までは化学の全国偏差値が70を切らない、リケオになることができました。

ただ、今回のような殺害事件は知識があっても、犯行を防ぐことはできませんけどね。

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