投資は長期投資にかぎると思います
だけど、なかなか実行できませんね
だから、行動心理学などの学問が発展し、人間の非合理性を追求します
のちほど、長期投資の参考書を紹介します
投資用語の中に、私が重要視している『割引率』という用語があります
『割引率』とは
将来の価値を現在の価値に直すときに、どれぐらい割り引かれるかを示すものです
以下に問題を2つ紹介します
よくある問題
【ケース1】 今、1万円もらえる
【ケース2】 1年後、1万1千円もらえる
あなたはどちらを選びますか?
=>答えはケース2ですね
日本の銀行利息は10%もないので、1年後に1千円の利息が付くのは破格です
だから、ケース2のほうが得するので、選ぶべき解です
だけど、このように破格に得するとわかっていても、”ケース2”を選ぶ人って少ないと思いませんか?
わたしの場合は、今すぐに1万円をもらって、本の購入や、外食に回します
なぜ、このようにわたしは非合理的な行動をとるのでしょうか?
それは、1千円にそれほど価値がないからだと思うのです
1千円の価値って、ランチを1回辞めれば、得ることができる金額ですよね
では、こういう問題はどうでしょうか?
あまりない問題
【ケース1】 今、1億円もらえる
【ケース2】 1年後、1億1千円もらえる
今度はどちらを選びますか?
=>答えはケース2ですね
そして今度は、多くの人もケース2を選ぶと思います
それは、1千万円を1年でかせぐことは価値ありと判断できるからと思うのです
1千万円という金額は普通のサラリーマンが貯蓄するのに随分な年月がかかりますよね
3~5年ぐらいでしょうか
1年待って、1千万円を得ることで、3~5年の時間を得ることができます。
しかも、働かずにたまります
まとめると、待って得られるものが、どれぐらい価値あるものなのかで人の行動は変わるのだと思っています
では、どのようにしたら、1千万円を1年間待つことで得ることができるのでしょうか
それは、【ケース1】で示した1千円の利益を1万回行うことです
1千円x1万回=1千万円 ということです
これは、とても長い時間がかかります
毎日このようなチャンスがあるとしても1万日かかります
30年ですね
30年は長い時間ですが、
この作業を世代間で
自分 ⇒ 子供 ⇒ 孫
とつないでいけば、30年は非常に短く感じることができます
1世代あたり、10年です
ということは、一つの結論にただりつくのではないでしょうか?
投資は世代を超えてやる必要があるのです
*ここでは、相続税などの問題は省きます
言いたいのは、長期投資を行うことで確実に不労所得年間1千万円にたどり着きます
冒頭の一説で触れた長期投資の本を文末にリンクしておきます
著者のジェレミーシーゲル教授は投資会においては有名な方で、
積立投資を進めています
さらに、長期投資の期間中に暴落があった方が、多くの株式を購入することができ、結果的には、暴落のない、直線的な株価上昇の場合より、収益は勝っていると、調査結果を本書で示しています
むむ、暴落時に買うとますます好結果になるなら、今、コロナ騒動のときに買うとよいのでしょうか
いつものように暴落後の反転パターンが早く来ることを願って、
米国ETF ティッカーコード SPYD を静かに買い始めました
購入後は、評価損が出ても、ジェレミーシーゲル著の本を読み、3世代先まで持ち越していく考えです
アマゾンの書評を読むだけでも参考になると思います
コメント